krexn

PROFILE
    AUTHOR:krexn
    New York Cityの無料Daily News Paper、『amNew York』の紹介ブログです。amNew Yorkの最新ニュースはこちらで確認できます。

ENTRIES
COMMENTS
TRACKBACKS
LINKS
MYBLOG LIST
MONTHLY
CATEGORIES
SEARCH


2017.10

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
 スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-------- / スポンサー広告 / Trackback(-) / Comment(-) /
 Marc Ecko: グラフィティデザイナー
"Marc Ecko's tag celebration goes on despite Mayor Bloomberg's objection"

一昔前のNYをご存知じゃない方はわからないかもですが、最近のNYの地下鉄、そのころと比べたら大分綺麗になったらしいんです。もちろん日本と比べたらまだまだ汚いんですが、でも一番大きく変わったのが電車の中や外の落書き。これが殆どなくなったみたいです。これは、NYCの犯罪率を大きく減らすことに成功したジュリアーニ前市長の功績ともいわれています。

ジュリアーニがNYCの犯罪率を半減させたのは、「ブロークン・ウィンドウ理論」を踏まえて軽犯罪の取り締まりを徹底したことが大きな原因といわれています。「ブロークン・ウィンドウ理論(リンク先は英語ですが、興味深いですよ)」とは、車やアパートなどの窓ガラスを割れたまま放置すると、数日後にはスクラップになってしまうという実験結果でした。要するに、「窓ガラスが割れている」というほんの小さな犯罪の事実が、より大きなものを誘発してしまうということのようですね。ジュリアーニはこの理論を元に警察官の数をものすごい勢いで増やして、軽犯罪の取り締まりに力をいれました。つまり、警察官の役割を「事件が起きた後の処理班」ではなく、「事件が起きないように見張りをする役」に変えたわけです。

もちろん落書きもこの「見張り」の対象でした。アパートや地下鉄の落書きを徹底的に綺麗にして、「秩序を整える」ことからまず始めたんですね。これが大成功。2001年の911以前はNYCはアメリカで一番安全な街と言われるまでに犯罪率が減少しました。

さて、前置きが長くなりましたが、Marc EckoというのはNYで活躍するファッションデザイナー。主に洋服のデザインを手がけている人です。EckoといえばHip Hopファンなら必ず知ってるブランドですね。そんな彼が8月24日に企画したのが、22nd Street, between 10av and 11avで行われたBlock Party。ここの敷地は色々な企画をやるところなのです。例えば半年前は1週間ほどMazdaが借り切って、真っ赤な車を敷き詰めてPromotoionをしていました。たまにTVの収録なんかもやってますね。



このBlock Party、EckoをはじめとしたグラフィティアーティストやDJをたくさん呼んで、グラフィティデモやパフォーマンスでHIPHOP好きのみんなでもりあがろーぜ!っていうパーティだったんですね。NYCも当初は快く了承。ところが、ある事実を知ってから、使用許可を取り下げました。それが「マンハッタンの地下鉄のリアルサイズ模型を配置して、そこにグラフィティを描く」っていう企画だったんです。Bloombergが許可を取り下げた理由は、"Promotion of Crime"でした。

Eckoは当然のごとく訴訟を起こしました。彼は、「グラフィティはこの街の歴史であり芸術でもある。公共物への落書きが違法ということは当然分かっているが、この企画の取り下げは表現の自由を侵害している」と去年の11月から主張しつづけてきましたが、7月18日に出た裁判の結果は「Flagrant violation of the First Amendment」でした。the First Amendmentというのは米国憲法の「表現の自由」の権利を規定した条約ですね。言論の自由・表現の自由・宗教の自由等々、アメリカを象徴する「Liberty(自由)」に関する規定をもりこんだ条項ですが、これらをまとめて"the First Amendment Right"などといったりします。

おれも今回のNYCが出した結論はちょっとSensitive過ぎかなと思いました。Eckoが描くグラフィティは、落書きを超えて芸術の域に達しています。これをみて、芸術の道に感化される人はいれも、落書きに走る人はいないと思うんですね。というか、ここまですごいと、地下鉄の車両自体が一つの「アート」として成り立ってしまうような気がします。また、昔の映画なんかでも良くみる「落書きだらけのNYC」っていうのも、一つの芸術だと思うんですね。みなさんもたまに、「これだけ絵が上手かったら、芸術家になれるんじゃない!?」っていうようなグラフィティを、ちょっと治安の悪い場所の壁やハイウェイをすみっこなんかで見かけませんか?Eckoの今回の企画は、そんなNYCの歴史を「復活」させるため、またグラフィティの素晴らしさを人々に見せつけることを意図としているため、裁判の結果には大賛成でした。

みなさんも是非Eckoをはじめとするグラフィティアーティストの芸術をごらんください。

StilL,SouL
↑ヒップホップ関連情報をニューヨークよりお届けするサイトです。Administred by LaLaさん。
スポンサーサイト
2005-08-25 / Local / Trackback(0) / Comment(0) /
<< Gas station / amNew Yorkを読もう! / チャベス大統領暗殺? >>
 コメント
 コメントの投稿






 管理者にだけ表示を許可する

 トラックバック
TRACKBACK URL
http://krexn.blog15.fc2.com/tb.php/82-e2279afc

amNew Yorkを読もう!

Copyright © 2005 Powered by FC2 All Rights Reserved.
Background Pic by Robert Slade; Template by lovehelm
This site if for the personal and non-commercial use. Tribune Interactive, Inc. reserves any rights of trademark, copyright, or other notice contained in any portion of the Content (as defined in the Terms of Service in amNY.com)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。